幼稚園の選び方。幼稚園選びは、アンパンマンがいるかどうかが大事。

  2020.05.18

家庭

幼稚園の選び方。幼稚園選びは、アンパンマンがいるかどうかが大事。

幼児期は大事な時期

幼稚園が良い幼稚園かどうか見分ける方法知っていますか。まさか幼稚園なんてみんな同じでしょなんて思っていませんよね。近くだからなんて理由にしていませんよね。

幼稚園選びは大事です。

子どもの将来にまで影響するものと考えてください。教育に熱心な人は知っています。右脳だけではありません。今後の学習の基礎、運動の基礎を作るのが幼児期です。幼児期を逃したら、いくら頑張っても発達させることができないんですよ。だから幼稚園選びは重要なんですね。子どもの将来を真剣に考えましょう。

幼稚園を選ぶ基準

もし、もう決めている幼稚園があるなら、その幼稚園は本当に良い幼稚園でしょうか。何を基準に決めましたか。その基準は正しいでしょうか。

幼稚園の探し方はいろいろあると思いますが、誰かから聞いた情報を頼りにすることが多いのではないでしょうか。ネットでの評判を頼りにするのはちょっと危険かもしれませんよ。聞こえてくる情報は誰かが発信していますよね。その人がどう発信するかで、情報は変わってしまいます。幼稚園の評判といった目に見えない情報は、簡単に変わってしまうのです。本の情報だってもちろん同じです。園長先生から聞く説明だって同じことです。

では何を信じれば良いのか。それは自分の目です。耳には頼らない、これが重要です。ですから、幼稚園に行って、見て決めて欲しいと思います。園長先生の話はうわの空でも良いですから、とにかく見るべきところを見ることではっきりします。この幼稚園にあなたの大事な子を預けて良いのかがわかります。

幼稚園選びは手を抜けない

親であれば、子どもに優秀であって欲しいのは当然でしょう。成績が優秀であれば、うれしいけど、そこまでいかなくても何か人に負けない物を持って欲しいと願うのが親です。でも、自分ではどうしていいかよくわからない。教育やしつけは幼稚園に任せられたらいいのに…。家ではいっぱい甘えさせてあげたい。そんなことを考えているお父さん、お母さんが多いのではないでしょうか。

幼稚園は学業を教えるところではありませんから、学習塾のような効果を期待すると外れてしまいます。でも、その基礎を作るのは幼稚園だと思います。近い将来、勉強のできる子どもに成長できるかを握っているのは幼児期なんですね。幼稚園では遊びの中で、様々な学びを与えるところです。好奇心が育ちます。ただし、すべての幼稚園が同じことやっているわけではありません。

当然、やっていることには差があるし、その差はいずれ子ども達の成績の差になると言っても過言ではないのです。子どもはあっという間に成長してしまいます。その時々で、しっかり親が考えてあげることが大切なんです。幼稚園選びもその1つ。子育てを後で後悔したくはありませんよね。だったら、しっかりと選んであげる。幼稚園選びは、手を抜いてはいけないものだということがわかっていただけたでしょうか。

何を見れば良いのか

まず大事なことは幼稚園に行ってみることです。秋ごろになると、幼稚園は来年度の入園児を対象とした見学を受け入れます。行って現場を見ることを怠ってはいけません。そして、幼稚園を見に行ったとき、どこを見るかが重要です。先生の顔を見るかもしれませんね。元気な先生なのか、疲れている先生なのか。元気な先生の方が良いに決まっていますよね。ただ、判断の基準とするには、少し頼りないものなんです。

先生だって、その日の体調があるでしょうし、感情もあるわけです。今日たまたま体調が悪いかもしれない。親が見に来ているのがわかったら、いつもより元気よくやるように園長先生から言われているかもしれない。これでは本来の姿を見ることができない可能性があるんです。だから、隠れてしまうようなものを見て判断してはいけないってことですね。

簡単には隠すことができないことを見るようにしましょう。幼稚園に行ったら必ず確認してほしいものがあります。幼稚園の中の保育室、あるいは廊下、階段など至るところにある見るべきもの。

それは壁です。

幼稚園の中の壁を見てください。幼稚園には壁面装飾というものがあります。壁面装飾とは、色画用紙などで作られていて、主に動物の絵などが飾られます。クマとかウサギとかが遊んでいたりするように壁面が飾られています。その壁面装飾は先生方が手作りで作っています。これをぜひ見てください。

アンパンマンがいないか

壁面装飾の出来の善し悪しを見る前に、探してほしいものがあります。今、あなたのお子さんが好きなアニメのキャラクターを探してみます。なかったとしたら、アンパンマンやドラえもんがあるか探します。あったら、その幼稚園は、残念ながら良い幼稚園ではありません。他の幼稚園にしましょう。

近所の幼稚園すべてにアンパンマンの壁面があったら、幼稚園に期待するのをやめましょう。ご家庭でなんとかするしかありません。アニメのキャラクターに頼る幼稚園は三流です。わざわざ手作りで作っているにもかかわらず、そこにアニメを使うのは先生の考える力が養われていない証拠です。先生の力を活かそうとしていない幼稚園です。

何か遊びをするにしても先生が考える部分はなく、子どもの好きなアニメなどに頼るのです。これじゃ、子どもに好かれたいおじいちゃんやおばあちゃんと同じじゃないですか。

おじいちゃんやおばあちゃんの甘やかしを幼稚園でもやられてしまうのです。だから、壁面装飾にアニメのキャラクターがあったら、その幼稚園はダメと考えてください。

古くなっていないか

もしアニメのキャラクターが飾られていない幼稚園だったら、次は壁面装飾が古くないかを見ます。壁面装飾は紙で作ることがほとんどだと思います。時間がたてば、それなりに紙は古さを表に出してしまいます。古い壁面装飾だなと感じたら、当然、長い期間貼り替えられていないということですよね。壁面装飾では季節を表すものや行事にちなんだものが飾られたりします。だから、月に一度、季節ごとなどで貼り替えられていくものなんです。

ところが古い、しかも最近の行事を描いたものまで古いとなると、使い回しの可能性があります。去年の行事で使ったものを、また今年の同じ時期に使っているのです。壁面装飾を作るのにはそれなりに時間が掛かります。使い回しは楽です。でも、使い回しって、子どもを大切にしていると思えますか?

こういう幼稚園は、楽なことが好きな幼稚園です。子どもがどうこうよりも、楽なこと、楽なことという方法を選んで進みます。自分の子どもを預ける幼稚園としてふさわしいと思いますか?

大人が感心できるか

次に見るのはその貼り方です。曲がったり雑に貼ったりしているのは論外ですが、普通はそんなことはないでしょう。見て欲しいのは、大人として見て、その壁面の飾り方に感心できる部分があるかどうかです。子どもが見たら楽しいだろうなって見てはいけませんよ。大人の目で見る、つまり壁面を装飾した人の意図を考えるのです。

ただ、かわいいだけの壁面装飾だったら、それは二流の幼稚園です。幼稚園の壁面装飾には、作る先生の思いが入っているものなんです。見た子どもに何かを気付かせたい、何かを教えたい、そんな思いを持って作るものなんです。何も意味が感じられないなら、残念な幼稚園だと思ってください。また、感心できたとしても、どの保育室でも同じだったら意味がありません。クラスの個性に合わせて作るのが壁面装飾だからです。

このような幼稚園は当たり前のことを当たり前にやる幼稚園です。これといった工夫がないのですが、それでも良いならその幼稚園で良いでしょう。

まとめ

幼稚園は必ず現場を見なければいけません。聞いた情報を頼りにしないでください。そして幼稚園で見るべきものは壁面装飾です。アニメのキャラクターがないか、古くなっていないか、大人の目で見て感心できるか。この3点を確実に見て、その幼稚園が良い幼稚園なのかを判断しましょう。

3つすべてをクリアできる幼稚園は理想の幼稚園ですが、おそらくほとんどないと思います。

残念ながらそれが幼稚園の実態なのです。私は壁面装飾を通して先生方の役に立てないかと活動しているものです。壁面装飾の考え方をもっと柔軟で豊かなものにしたいと思っているのです。共感いただけた方は、ぜひ応援をお願いいたします。

良い幼稚園を選び、お子さんの成長に有意義な場を与えてあげてくださいね。

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