「待機児童問題」は潜在保育士で幼児を持つ母親から見るとこう見える!

  2020.05.14

家庭, 幼稚園・保育園

「待機児童問題」は潜在保育士で幼児を持つ母親から見るとこう見える!

保育士不足の問題について

最近、春が近づいて、待機児童の問題をよく耳にするようになりました。私は幼稚園に預けているので、関係ないと言えば、関係ないのですが、待機児童問題は、毎年、毎年、騒がれて、これからもずっと解決しないものなのでしょうか。

待機児童問題は保育園不足が問題。それはコストとか、お金の話もあり、地域の人への配慮など、場所の問題があり、さらに保育士不足という人の問題がある。

つまり、資本、土地、労働の3つがすべて不足しているんですよね。これだけ足りないものがあると、なかなか解決しないのも当然だなという気がしてきます。

保育士不足について

私は保育士資格も幼稚園教諭の資格も持っています。保育士不足の問題では、潜在保育士がいるので、その人達が働くようになれば、解決するという安易な話も聞いたことがあります。それで、給与面の待遇を市町村なんかが、改善しているようですね。

私も潜在保育士の一人。だけど、働こうと思いません。困っている人がいる現状を知っていながら、保育園で働いてやるものかと思っています。性格が悪いのでしょうか…。でも、私だけがそうじゃないと思うんですよね。同じような考えの潜在保育士は多いのではないでしょうか。

なので、保育士不足は、そう簡単に解決しないと思います。

なぜ潜在保育士の私が働かないのか

それぞれ事情があるので、他の保育士がどう考えるかはわかりません。私の場合は、まさに幼児の子育て中でもあります。この前、テレビを見てたら、保育士の子どもはその職場(保育園)で無料で預かるようにすればいいというような話をしていました。

それなら子どもを近くで見ながら仕事ができる。そうすれば、潜在保育士が職場に出てくるという考えでしょう。私はそれでも、働かないですね。

私が保育士として働かない理由はもっと違うところにある。というか、私は待機児童問題なんて、どうでもいいと思っているんです。こんなこと書くと、怒られるかもしれませんけどね。お願いだから、書かせてください。世論がおかしいと思っているのです。

なぜ、待機児童問題が出てくるのか

子どもを保育園に預けたいと言っているお母さん。彼女たちは自分が仕事をしたいから、保育園を必要としている。そう言っているわけですよね。

そのために私が保育士として働く。だけど、こっちは、そのお母さんよりも低い給料で働かなきゃいけない。そのお母さんがお金を稼ぐために、裕福な生活になるために、私は安いお金でお手伝いをする。同世代の子どもを持つ立場なのに。そういう構造です。そんなの変じゃないですか?保育士って何なのか。ボランティアか。

保育の仕事って、世間が思っているような仕事じゃないんですよ。子供と遊んでいるだけじゃない。裏での仕事がある。女社会の人間関係、親の対応も大変。おじいちゃん、おばあちゃんも関係してきたり、1園児に対して6人はついてくると思わないといけない。これが保育ですよね。すごく重圧でもあります。

暑い日も外に行く。寒い日も外で遊ばないといけない。風邪やインフルエンザの時期は、子どもから病気をもらったりもする。どこかのお母さんが、いい生活をするために、働く仕事。福祉だから仕方ないのか…?

待機児童で騒ぐ社会に対して

私はよくわかりません。そもそも、なんでそんなに騒いでいて、そんなに国は待機児童で騒ぐお母さんたちに手厚い待遇を用意しようとするのか。正直、待機していればいいのに…と思っちゃいます。

自分が働いて、生活に潤いという考えの主婦がいたら、ふざけるなと言いたくなっちゃうんですよね。なんで、保育園が必要なんでしょうか。何のためにかわいい子どもを預けるのかというのを考えて欲しい。

一戸建てに住むためとか、マンションのローンのためとか、子どもの習い事のお金のためにとか、そんな贅沢な理由で働くという人もいるかもしれません。そのための保育園?

保育園に預けられること自体が、私にとっては、とてもぜいたくなことなんです。別にうちの家庭は裕福でもない。どちらかと言えば、お金はないんです。でも、人に頼ろうとは思いませんでした。

幼稚園は贅沢でもない。家を買うのを我慢して、習い事も我慢してでも、幼稚園を選ぶ人もいるんですね。ずっと働き続けたいけど、キャリアを棒に振ってでも、子育てして、幼稚園に預けている人もいるんだから、産んですぐに職場復帰できないなんて言うのはわがままですよ。

出産する時に、仕事をやめている人もいるんだから。保育園に落ちたという人は、自分のことしか考えていないような気がする。全部手に入れようとするのは無理なんじゃないか。仕事で活躍している人の中には、子供をあきらめている、結婚もしていない人もいるわけです。

結婚もして、子供もいて、そこまで幸せで、さらに仕事ができないのは困る、そんなのは平等じゃないと思います。我慢している人だっていっぱいいるんだから、自分のことだけしか考えていないと思います。それで、生活していけないと言っているのなら、生活の方を変えるべきです。

保育園の前に自分でできることはないのか

女性が働かなきゃいけないなら、だんなが仕事をやめるとか。男とか女とか関係ないんだから、旦那が子供を見ればいいんですよね。親がいるなら、親にお願いして、近くに住んで、子供を見てもらうとか。

妥協も努力もしないで、保育園が当たり前にあるというのは、虫が良すぎる。その前にできることはないか、考えることがあると思います。

何も考えないで、子供を産んだのでしょうか?

産まなきゃよかったんじゃないの?とまで思ってしまいます。まだ早かったんじゃないのって。そこに手厚い保護がはたして必要なのか。

国だとか市町村だとか、一生懸命頑張ろうとしてますけど、解決しなくていいと思います。待機児童問題が関係ない人だっていっぱいいるんだから、子どもを持てた人は、それだけでも、とても大きな幸せを得たわけで。

その分の幸せがあるんだから、そこに子供のいない人からの税金をたくさん負担させるのはおかしい。待機していればいいんですよ。幼稚園になら入れるんだから、幼稚園に入ればいい。

だから、ぜんぜんかわいそうだと思わないんです。違うのでしょうか。税金を配分するなら、仕事も捨てて、自分で子育てを頑張ろうとしている人に配分するべきでしょう。そっちの方が平等。

職場復帰は正しい道か

そもそも、休んでいた人は職場でそんなに需要はあるのでしょうか。一部の仕事のできる人はあるのかもしれませんけど、私のような人間は邪魔になるでしょう。復帰しても子供が熱出して休んだりして、迷惑をかけるし。

また、私の経験上、そういう人は文句ばかり言う。復帰したら復帰したで、自分が違う仕事に行かされたとか、必要とされていないとか、文句ばかり言う。すべての人がそうではないですけどね。待機児童が解消されてもまだ文句を言うかもしれません。

待機児童問題をどうすればいい?

そんな身勝手な親たちのために保育士は出てこないのです。どちらかと言えば、騒いでいる親たち、その人達の意識改革が必要。仕事をやらなければいい。

なんで、子でもは自分で見るべきだと言う世論は少ないのかも疑問ですね。なんか情報に流されてしまっているんですよね。

赤ちゃんを預けてまで仕事しなくていいですよ。理不尽ですから。あんな小さい子を預けるのってどう思いますか?

まあ、それは建前で、本音はずるいなって思っちゃっているんです。

私だって働きたいと思う。お金があった方が助かる。そんなのは当たり前です。

保育園に預けるってことは、一家で2人が稼ぐということ。幼稚園に行っている人は旦那の稼ぎしかない。保育園のほうが裕福になる。これは、ねたみでしょうか。

一億総活躍社会について

女性も活躍する社会、私は根本的に反対です。小さいときこそ、家庭で見てあげるべきです。子供のためにも、親子関係のためにも。今のことばかり考えて、これから将来、保育園に預けられた子供がどうなっていくか心配する人はいないんでしょうか。

親とゆったりと過ごす時間も大切だと思うし、集団生活も大事だけど、幼児期というのは、親と過ごす方がまともな人間に育つような気がする。これは私の個人的な考えですが。

活躍って、だれに対して言ってるのでしょうか。一部の人じゃないか。そんなに女性が働いてよしとするような需要が世の中にあるのか疑問。

仕事はどんどん海外に行っているのに。人手不足もみんなが避けているような仕事ばかりで、大変な仕事が残っているような気もする。保育士とか…。

雇用問題だって、そのうちロボットで解決するんでしょう。AIが出てきて、ドラえもんがいればいい時代がくると思います。その頃、今増やしている保育園は余ってしまって、もういらなくなるでしょう。一家に一台、ドラえもんを買えばいいんだから。

待機児童問題に一言

いくら考えても、お母さんは待機していろ!という感じなのです。あれもこれもそんなに、お金も子供もなんてぜいたくです。その人のために国や市町村が動くのもおかしい。子ども手当(児童手当?)も出ているし、十分に手厚いと思います。そこにまず感謝がないとおかしい。税金なんですからね。

親と住むなり、家を安いとこにするとか、1つでも我慢できれば、解決できる部分はあるはずなんですよね。騒ぐ前にやることは絶対にある。

家を買っちゃってローンのためにって、誰がローンを組んだのか。子供を育てたいと思って子供を作ったのに、子供がいるから働けないというのは、絶対にあり得ないですよね。もともと、出産後も働けるなんていう保証はなかった。それでも子供を作ったんだから。それは勝手ですよね。覚悟と知識が足りていなかった。

先のことを考えずに子供を作ったんでしょう。待機児童とか言っていて、恥ずかしいと思って欲しいというのが本音です。旦那さんがかわいそう。うちの旦那が稼ぎが少ないから、自分も働くと言っているようなもの。何年か空くと、復帰は難しいのはわかるけど、子育て中なんだからしようがないと思います。

潜在保育士、兼、子育て中の母親から見ると、待機児童問題はこう見えています。

子育てって辛いですよ、ストレスもたくさん。お母さんは逃げちゃいけない。


Comment

  1. 匿名 より:

    私も同じような立場ですが、この記事を書いている方の考え方には共感できません。子どもの親のことばかり考えて、保育現場にいる人たちのことももっと考えてくれないと、私も保育の現場には戻ろうと思いません。でも、この記事は、保育園に子どもを入れたい、働きたいと思っている親に八つ当たりをしているようにしか思えないからです。気持ちはわかります。私も元保育教諭で、仕事量の多さとお給料の低さ、自分の時間のなさに耐えられず結婚を機に辞めてしまったので。子どもは好きですが、今のような状況では保育現場には戻りません。でも、保護者の保育園に入れたいという気持ちをこんな風に否定したりしません。

    • kobito より:

      コメントありがとうございます。不快な思いをさせてしまったとしたら申し訳ありません。この記事のタイトルから、おそらくお母さんが見るのではなく、待機児童問題に興味がある人だと思って強めに書いた部分はあります。
      やっぱり待機児童問題を解決しようとしたら、保育業界がもっともうかる業界になって、家族経営の学校法人だけでなくてどんどん新しい企業が新規参入するような業界にならないといけないと思っています。
      そしたら、保育士の給料も上がってなりたい人も増えるし、待機児童は解決すると思うんですけどね。少子高齢化が根本にあるんでしょうか…