ママ友は誰のため?公園デビューまでしてママ友を作る必要はない!
2020.05.15
photo credit: A stroll in the Fog (1) via photopin (license)
ママ友はいなきゃいけない
赤ちゃんが生まれて少し落ち着く頃、気になるのが、「ママ友」のことではないでしょうか。
私も気になりました、公園デビュー…。ママは変に緊張する公園デビューに挑まなくてはいけません。
なぜか、世の中には、
「子どもがいるママには、ママ友がいなきゃいけない」
というような風潮があるような気がしてならないのはわたしだけでしょうか?
近所のママ達のグループに入らなくてはいけないと思ってしまうんですよね。
伝えたいこと
私は子どももだいぶ成長して、幼稚園に行っています。うちの場合は、いろいろと他の事情もあったんですが、結局、近所のママ友など作らないまま来てしまいました。
それでも、とくに不便に感じることもなく、育児をしてこれました。とりあえず、ここまでは。
赤ちゃんが生まれて、公園デビューしようかなというお母さん。ママ友って本当に必要なのかなとか、公園デビューはちょっと気が引けるなと思うお母さんがいたら、ぜひ伝えたいことがあります。そして、考えて欲しいことがあります。
ママ友って本当に必要でしょうか。
ママ友はいないといけないのでしょうか。
ママ友がいないと不便なこと
まず、ママ友がいないと何か不便なことがあるのでしょうか。ここで言うママ友はとは、昔からの友達で、その友達にも子どもがいて、たまに遊んだりするような、ママ友ではありません。公園デビューまでして、新しく輪に加わることによって作るママ友です。
近所にママ友がいると心強いと思うことがあります。いろんな情報が手に入ります。近所にどんな小児科があって、そこの評判はどうとか、最近、乳幼児向けのショップが近くにできたとか、幼稚園や保育園を探す時も、評判のいい幼稚園や保育園を教えてくれるかもしれません。習い事なんかもそうだと思います。
何も知らないと、自分で調べるしかありませんからね。大変です。それに、近所の、実際に利用した人たちの情報こそが生の情報で、本当に信じられのは、そういった生の情報ではないかと思うんですね。
でも、本当にそうでしょうか?
目に見えない情報がありがたい
私は選んだり、決めたりする場合に、何事も自分の目で見ることが大事だと思っています。見るのが難しい場合でも、他の人の感想に頼って決めるってどうなんだろうと思っています。
小児科の良いお医者さんがあるとママ友から聞いたとしますよね。ママ友がいれば、何が良いのかいろいろと教えてもらえるでしょう。その話を振り返ってみると気づくことがあります。2種類の情報があること。
たぶん、情報の中には、見た目のことが含まれていると思うんですね。そのお医者さんは新しくてきれいだとか、いつも混んでいるとか。
それ以外に、目に見えない情報もあると思います。例えば、先生が優しいとか、丁寧に診察してくれるとか。目に見える情報と、目に見えない情報。2種類の情報があります。
どちらがありがたいと思えるかと言えば、目に見えない情報なんですよね。
ここで考えてみてください。何が自分にとって、自分の子どもにとって良いお医者さんと言えるのかをです。
何が良いかは自分にしかわからない
お母さんとしては、どこの小児科がいいのか、本当は子どもに聞きたいことなんです。どんなお医者さんがいい?と聞いて答えてくれるなら、それに近いお医者さんに行くのが一番です。
でも、子どもが幼いときは、答えることなんて無理。だから、お母さんが判断しなければいけませんよね。
自分の子どもには何がいいか。子どもは様々です。だから、他の子が良かったからといって、自分の子どもにも良いだろうと思うのは浅はかです。子どもの感情が違うんだから、良いと思うことも違いますよね。
それから、お母さんの環境、性格も違います。先生が優しいし、丁寧に診てくれるという評判を聞くと、そのお医者さんに行こうと思うはずです。
でも、そんなお医者さんは人気があるに決まっています。他のお母さんもそこに行きたいんです。だから、いつも混んでいます。
混んでいるかどうかは見ればわかります。意外と目に見えない情報であっても、何か目に見えるところにヒントはあるものです。
もし、その人気のお医者さんに行ったら、長い時間、待たされることになるでしょう。風邪で小児科に行く時に、薬をもらうことが目的というお母さんもいるはずです。それなのに、なかなか順番が回って来ない。
それでも、その小児科に行き続けるでしょうか?
待ってでもいいから丁寧に見てもらいたい人もいるし、薬だけ決めてもらえばいいんだから、待ち時間は短くして、できるだけ子どもは家で休ませておきたいと思う人もいるんですよ。だから、時と場合によってなんです。良いお医者さんが、どんなお医者さんなのかは。
つまり、ママ友の情報があなたにとってのメリットとなるかは「わからない」ということ。
それだけならいいんですが、問題なのはデメリットです。
ママ友を作るデメリット
小児科のお医者さんを教えてもらう。いつも利用していておすすめだと言っています。教えてくれた人とは「ママ友」です。だから、ママ友のグループの人はみんなそこに行きます。その方が普段の話も合います。
ここにママ友を作らない方がいいと思える最大のデメリットがあります。
もし、ママ友が勧めてくれたなら、もうお母さんが自分自身で選ぶ権利はありません。その小児科に行くしかありません。もし、違う小児科に行ったとしたら、それは裏切りになってしまいます。もう、そこに行くしかないんです。
小児科ぐらいならいいですよ。でも、幼稚園を選ぶような大きなイベントに差し掛かった時に、選択の幅は広いに越したことはありませんよね。
ママ友を作るということは、自分の選択の幅を狭めてしまう可能性があります。しかも、さっき言ったように、ママ友が勧めてくれた選択肢が、自分にとって、自分の子どもにとって、一番良い選択かはわからないんです。
すごく損する気がしませんか?
ママ友はいらない
私の場合は、ママ友はいませんでしたから、自分で調べたり、決めたりしなければいけませんでした。でも、自分で決めたなら納得が行きます。親や兄弟、少し離れてるけど、連絡し合う友達、そして主人もいますから、相談する人がいないなんていうこともありません。
どうしても子どもを見れない用事がある時などは身内に頼るのが一番ですしね。
でも、子どもが幼稚園に入ると変わってきました。普通に接していれば、他のお母さんとも仲良くなります。深入りすることはしませんが、子どもが仲間はずれなんてこともありません。
ですから、私はママ友なんていらないとまでは言いませんが、公園デビューしたり、苦手な人付き合いを頑張ったりしてまで、子どものためと思って、ママ友を作る必要はないんじゃないかって思います。
子育ての時間って一生のうちのほんの一部です。あっという間に終わってしまうんでしょう。だから、その貴重な時間は、ママ友に振り回されたりするよりも、子どもと向き合うことに費やした方がいいですよね。
まとめ
ママ友を作ることにはメリットばかりでなくデメリットもある。選択の幅を狭めてしまうことは大きなデメリット。ママ友がいなくても大丈夫。無理に作る必要などないと思います。