3月の壁面装飾は、ひな祭り、卒園、思い出を意識して作ろう!

  2020.05.11

季節・月の壁面装飾

3月の壁面装飾は、ひな祭り、卒園、思い出を意識して作ろう!

3月の壁面装飾のキーワード

3月の壁面装飾のネタはどんなものがあるでしょうか。3月はひな祭りがありますね。幼稚園や保育園では大きな行事となっているのではないでしょうか。

3月は卒園シーズンでもあります。幼稚園や保育園の卒園式には壁面装飾がなければいけません。進級する子ども達も先生やお友達との別れが少なからずあります。1年間の思い出を壁面装飾で振り返られるようにするのも良いと思います。

3月のキーワードは「ひな祭り」「卒園」「思い出」です。

ひなまつりの壁面装飾

3月に絶対必要な壁面装飾は「ひな祭り」を題材としたものでしょう。幼稚園や保育園では、大きな行事の1つだと思います。壁面にもひな祭りを飾りましょう。節分の鬼や豆まきを飾っていた壁面をお雛様に貼り替えると良いですね。お雛様とお内裏様が並ぶのはもちろんですが、右と左を間違えないように。お内裏様が向かって左、お雛様が向かって右です。その表情も豊かに作りましょう。

本物のひな人形では無表情に近いわけですが、子ども向けの壁面装飾として考えれば、もう少し笑顔を意識したいところです。お内裏様とお雛様をともに動物で作るのも良いと思います。そして周辺の装飾にも気を配るといろんなものがありますよね。後ろには屏風があり、金色であったり、うすいピンク色が使われたりします。壁面装飾でもピンクの花などを背景に上手に配置したいところです。

2人の両脇には雪洞(ぼんぼり)があります。雪洞の高さはお内裏様とお雛様の頭より上にあるものですが、大きさのバランスをよく考えて飾りましょう。

そして意外と大事なのが、座る部分なんです。実物だと畳のようになっていて鮮やかに縁取りされているものがあるんです。宙に浮いているような感じにならないようにします。

そして、お内裏様の頭には黒い冠、手にはしゃくを持たせます。お雛様は髪型が特徴的なので、うまく表現できると「らしさ」が出ます。手には扇子を持たせ、頭には冠?がありますね。

下まで作るのなら次の段が三人官女です。その間には紅白の菱餅(ひしもち)が入るとバランスがとれます。その下が5人囃しになります。

昔からの風習をきちんと学ばせることは、とても大事なことですので、壁面装飾を有効に活用してください。

卒園式

楽しかった幼稚園や保育園の思い出を胸に旅立つ子ども達。背中を見送るのはさみしいけど、応援したい気持ちの方が大きいものです。同時に園での生活、先生のことを忘れないで欲しいものです。子ども達もやはり同じで、お別れをさみしく思っているのです。卒園式の壁面装飾は、旅立ちを祝う、そして未来を応援するようなものにしましょう。

園服を着た子ども達が、卒園証書を手に持っているような壁面も良いと思います。周りには桜が最適だと思います。そして「そつえんおめでとう」の文字があれば卒園式の壁面装飾ができます。

そつえんおめでとうの壁面装飾

 

ただ、これだと卒園の日の1コマを写し取った構成ですよね。たしかに卒業するんだといった実感を持たせることはできるかもしれませんが、もう少し工夫してみてはいかがでしょうか。

私は個人的にですが、卒園式の壁面装飾には、子ども達を応援するような意味を込めたいと思うんです。卒園児にはひらがなを読める子も多いと思いますので、応援のメッセージをひらがなで書くのも良いですが、もっと壁面らしく表しましょう。

例えば、旅立ちをイメージさせるもので装飾します。虹や風船を飾ると、上に向かって登って行くようなイメージが湧き、前に進む気持ちを表せるのではないかと思います。虹は七色ですし、風船も様々な色でたくさん作ると色も鮮やかに作ることができ、明るさが増します。未来が明るいと表現できるのです。

卒園の壁面装飾

子ども達は、園での生活を振り返り、さみしさの中で卒園式に臨んでいます。ですが、こうした明るい未来への出発でもあるわけですから、未来を想像するような壁面装飾を入れるのが良いと思います。

これまた個人的ですが、人の形で飾るよりも動物の形の方が私は好きです。卒園式の1コマとするよりも、かわいい動物の方が子ども達も見慣れているし、かわいく表現できるのではないかと思います。

卒園式での壁面装飾に使いたいものとしては、今年の思い出を飾るのも良いと思います。そのクラス特有のものを各クラスで用意します。例えば、生活発表会での演目はクラスによって違うでしょう。また、運動会でのダンスなどで衣装などを身に付けたかもしれませんね。そこで使われたお話や音楽の中にはテーマがあります。そのテーマを卒園式で飾るのも良いのではないでしょうか。子ども達は懐かしく思い出にひたることができると思います。

卒園の壁面装飾

卒園式以外の思い出

3月は卒園式の壁面装飾で忙しくなると思います。一方で保育室の壁に子ども達の作品を飾っていた場合、はがしてしまうことが多くなるのではないでしょうか。そうすると、壁はさみしいものになりがちです。卒園児のクラスだけでなく、他のクラスでも同様ですよね。登園の最終日には子ども達に渡さなければいけませんから、早目に準備をしがちです。

でも、保育室に子どもがいるのであれば、壁面は飾っておいた方が良いでしょう。もちろん、3月の行事でもあるひな祭りの壁面はあるかもしれませんが、この保育室で過ごす最後の時間を大事にしてあげたいものです。

私のおすすめは、今年1年間の思い出の壁面です。4月から、いろんな思い出とともに子ども達は成長してきました。思い出のいくつかを壁面に飾ります。運動会、生活発表会、遠足などです。壁面装飾の使い回しは良くないと思っていますが、ここでは過去に一度飾ったものを使っても良いと思います。あの時に飾られていた壁面装飾を再び見る子ども達。きっと、最初に見たときとは感じ方も違うのではないでしょうか。

壁面装飾は季節感を出すものとして飾られることが多いでしょう。暑かった夏に見た壁面装飾を3月になって見ると、夏の思い出がよみがえったりするものなんですね。年度末は忙しくなる時期なので、クラスの壁面に割く時間も限られます。ですが、このような過去の壁面装飾を取り入れるなら可能です。使い回しであっても、何もない壁面に比べれば、子どもに与える影響は天と地の差があると思いませんか。

もし、手元に写真があるのであれば、季節ごとや行事ごとに壁面装飾と合わせて飾ると良いと思います。

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まとめ

3月はひな祭りで始まり、そして卒園の時期です。3月壁面装飾のキーワードは、ひな祭り、卒園、思い出です。卒園式の明るい未来を意識した壁面装飾。各クラスでの1年間を振り返る壁面装飾。さみしさもある中で、次へのスタートに向かう子ども達に素敵な壁面装飾をプレゼントできると良いですね。

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