幼稚園のホームページを取り巻く環境の変化。

  2020.05.15

幼稚園・保育園

幼稚園のホームページを取り巻く環境の変化。

これからの幼稚園のホームページ

これからの幼稚園のホームページはどうあるべきかを考えたいと思います。

いろんな幼稚園のホームページを見ていると、比較的古い印象を受けるんですね。ホームページを作った頃は、そのページを見る人って、みんなパソコンで見ていたと思うんですよ。

しかも、インターネットのスピードも遅いので、大きな写真などを掲載すると、パソコンの画面に表示されるまで、かなりの時間がかかる。見る人にはストレスですから、なるべく写真は入れない、または写真は小さめにすることが理想だったんですね。

ところが時代は変わりました。

IT技術の進歩はものすごいスピードです。かつての理想的なホームページは理想ではなくなりました。今の環境と合わなくなって来ています。

でも、なかなかホームページを大幅に変えることって難しいですよね。それで、そのまま昔作ったホームページを変えずに、今に至っているという幼稚園が多いんですね。

環境の変化とは

幼稚園だけでなく、他の企業のホームページも同じです。今の環境に合っていないサイトが多く見られるんです。どう環境が変わったのでしょうか。

スマホ・タブレットの普及

まず、スマホやタブレットが普及しました。これがホームページを取り巻く環境の変化として最も大きいと思います。

保護者が幼稚園を選ぶために、いくつかの園の情報を検索するわけです。そんな時、おそらく、パソコンで見る人は少ないのではないかと思います。家庭でインターネットを使う場合は、普通はスマホかiPadなどのタブレットで見ます。パソコンを立ち上げるのが面倒なんですね。さらに、移動中とか外出先であれば、100%スマホかタブレットですよね。

幼稚園のホームページはどうでしょうか?

スマホで見たとき、ちゃんと表示されますか?

インターネットの高速化

それから、インターネットの回線が進化しています。とにかくスピードがかなり早くなりました。ですから、大きめの写真などを掲載しても、見る側にとってそれほど負担にはならなくなったんですね。

有名な大企業のホームページなどを見ると、大きめの写真や動画を使っていると思います。園内の行事などを写真で掲載している幼稚園もありますが、写真が小さくて見にくいということはありませんか?

SNSの普及

もう1つの大きな変化がSNSといわれるものです。SNSとは、「ソーシャル・ネットワーキング・サービス」のことです。

例えば、ツイッターとかフェイスブックといった言葉を耳にする機会が増えましたよね。NHKなどでも番組でツイッターを使って意見を募集するといった使われ方がされます。このSNSは、コミュニケーションの道具なんですよね。

今までは、実際に話したり、電話したりしていたのを、もっと手軽にできるようにしたものと言えると思います。これをホームページと連携させる流れができています。

これらの変化が最近のホームページを取り巻く環境の変化。幼稚園のホームページはどこまで変化に対応できているでしょうか?

検索でどう表示されるか

保護者の方が幼稚園のホームページを見たいと思ったときに、どうすると思いますか?

URLというインターネットの中の住所のようなものがあります。それを入力すればホームページを見ることができますね。でも、普通はそんなことはしません。

ご存知だと思いますが、YahooとかGoogleとかで検索するんですよね。

すると、幼稚園のホームページの名前が表示されます。そして、それをクリックすると、ホームページにアクセスできるんですね。保護者が幼稚園の情報を見たいときは「検索」を使います。

では、近所の幼稚園を探したいときはどうするでしょうか。

保護者ならいくつかの近所の幼稚園を比較するのが普通です。検索のキーワードは「○○市 幼稚園」などで検索します。「地域名」+「幼稚園」で検索します。そのときに、何番目に表示されるかが幼稚園にとっては重要な問題です。

上の方に表示されなければ、保護者が見てくれないかもしれないからです。

レスポンシブって何?

その検索順位でどういうページが上に表示されるかはGoogleという会社が決めています。Googleの意向に沿っているホームページでなければ上に表示されないのです。

そこで、Googleはどんなホームページを求めているかと言うと、スマホで見ることができるページです。それが最近の流れです。

どんなホームページでもスマホで見れることは見れるんですよ。でも字が小さくて読みづらかったりします。本来パソコンで見るときの画面をそのまま小さくした画面がスマホに表示されるからなんですね。

それに対して、スマホで見たときも見やすいように、パソコンで見たときのレイアウトを変えて表示しているホームページがあります。パソコンで見たときとスマホで見たときの表示の仕方を変えています。

すると、文字も読みやすく、指でのタッチもしやすく、詳細なページになどに移動するときも簡単です。このように様々な端末に表示を合わせることを「レスポンシブ」と言います。

レスポンシブで作られたホームページが最近増えています。それは、スマホで見る人にとって、見やすいページが増えているってことです。

逆に見にくいページ、つまり、レスポンシブになっていないページが表示されると、見る気がなくなるんですね。見やすいページに慣れてしまうと、もう見にくいページは見たくありません。それでも情報が必要だから見るわけですけど、文字も小さく、ストレスがあるんです。

更新するホームページ

それから、ホームページはただ作って終わりというだけでなく、ページを更新して行くということも重要になっています。園の中は保護者からは見えにくいですよね。

本当は保護者は園内で子どもがどう過ごしているのかを見たいんです。保育参観だけでなく、運動会や生活発表会だけでなく、普段の子ども達の様子を見たいと思っています。

そこで、毎日の園内の様子をホームページに更新していくと、保護者にも伝わります。子どもの様子がわかればうれしいし、何より園の信頼につながっていくと思うんです。

ブログという日記のような機能を使って、写真を使いながら、今日の様子を伝えている幼稚園のホームページも増えていますよね。

まとめ

これらの環境の変化に、ホームページを対応させることは、保護者を大事にすることつながります。そして世間からの幼稚園に対する評判を高めて行くことにもなります。ですから、ぜひ環境を考えたホームページ作りを考えていただきたいと思います。

レスポンシブとか、SNSとか、聞きなれない言葉が出て来たかもしれませんが、そんなに難しいことではないんです。ちょっとした作業で今のホームページを、それを取り巻く環境に合った見やすいものにすることができます。

ですが、やらなければ何も変わりません。

ここは思い切って、変えてみることだと思います。未来のことはわかりませんが、間違いなくスマホを使う人は減りません。今後、若い世代の保護者が多くなれば、さらにスマホやSNSが無視できない存在になります。今のうちに、対応しておくことをおすすめします。

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