wellnoteスクールとみてみて通信、幼稚園注目のサービス徹底比較!

  2023.09.29

幼稚園・保育園

wellnoteスクールとみてみて通信、幼稚園注目のサービス徹底比較!

photo credit: 20140301-DSC02022 via photopin (license)

写真販売サービスはいろいろある

幼稚園や保育園を対象とした写真販売サービスがあります。これがけっこうたくさんあるんですね。これらのサービスの何が良いのかと言えば、今まで写真を園内に掲示して、欲しい写真を保護者が選んでお金を園で集めてというやり方。ここが変わるところ。

先生が写真を撮って、インターネットに載せて、保護者が自宅でゆっくり選べる。そして、お金は写真サービスの企業に支払う。その企業から写真が各家庭に送られるというもの。園にとっては集金の手間が減ります。保護者にとっても園内の混み合ったところで写真を選ぶ必要がなくなります。そして、写真の販売による収入は、写真サービスの企業と幼稚園や保育園で分け合うという仕組みです。

こういったサービがいろいろとあります。特徴も様々です。もちろん費用も様々。時間のある先生でしたら、気になるサービスを拾い出して検討してもらうのがいいと思いますが、もし時間がないなら誰かが勧めてくれたものを選んでしまうかもしれません。

でも、ちょっと待ってください!

どうせ新しいサービスを入れるなら良いものを入れたいですよね。そこで、私が幼稚園や保育園の代わりに調べてみます。

幼稚園の写真の役割が進化

ところで、インターネットを使うということであれば、写真の役割はこれまでと同じではありません。どう違うのでしょうか。

今までは、運動会とか遠足などの園の行事で撮った写真の販売でしたよね。行事ごとの場面を、子どもの思い出として残すんですね。ところが、インターネットは即時性があります。

つまり、リアルタイムで写真が見られる。

今日撮った写真が今日のうちに保護者も見ることができる。園での様子を見たい保護者の希望を叶えることができます。親ならみんな幼稚園での子どもの様子が気になるんですね。今日は幼稚園で何したの?親が必ず子どもに聞く質問です。園での子どもの様子を写真で見ることができるなら、親はうれしいですね。安心できますよね。これは今までの写真販売とは明らかに違うものです。

コンセプトの違う2つのサービス

冒頭に述べたような写真販売サービスはたくさんあるんですが、ここでご紹介したいのは2つなんです。たぶん、サービスを本気で探してみると、ここにたどり着くと思います。それが「wellnoteスクール」と「みてみて通信」というサービスなんです。

もう1つあげるなら、「ハイチーズ+先生プラン」というものも人気があります。でも、ここでは先の2つを見てみます。なぜなら、視点が違うからです。どう違うのか、それは普段の園での子どもの様子を親に届けるというコンセプトが明確なことです。

「wellnoteスクール」と「みてみて通信」のサービスは話題のサービスでもあるので、知ってる方も多いかもしれませんね。どちらにしようかと迷っている方もいるかもしれません。その参考にしていただければと思います。

それでは、ここから2つのサービスを徹底比較してみます。

参考までに以前書いた記事
幼稚園や保育園の写真サービス、wellnoteスクールが素晴らしい!

サービスで「できること」は何?

基本機能を見てみます。先生が写真を撮って、園でインターネットにアップします。そして、各ご家庭で親が写真をインターネットで見る。インターネットに載せた瞬間から、家庭でも見られます。インターネットなので、働いてるお父さんも会社で見られるし、おじいちゃんおばあちゃんが遠くに住んでいても見ることができます。

この基本的なサービス機能は、「wellnoteスクール」と「みてみて通信」両方とも同じです。みてみて通信の説明をもとにすると、「園児の日常生活に関する情報発信を支援する」サービスです。

ただ、wellnoteスクールでは、写真だけじゃありません。動画も発信できます。動画は60秒までと制限がありますが、動画なら写真よりも臨場感が出ますよね。写真も動画も先生がスマホを使っていれば、作業としてはそれほど変わりませんから、動画も発信できるのはメリットです。

逆に、みてみて通信では印刷物への対応が可能です。幼稚園や保育園では、保護者向けにお便りを発行していると思います。そこに写真を入れたりもできます。印刷物にできるというみてみて通信のメリット、これはwellnoteスクールではできません。(やり方によってはできるかも?)

インターネットを使うので、例えば、運動会の日に、先生が写真を撮って、その日に印刷して、子ども達に渡すことも、みてみて通信なら可能です。園内の掲示物にも写真を入れやすくなります。

サービスのしくみは?

どちらのサービスも写真を見る保護者は、会員となります。wellnoteスクールならウェルスタイル株式会社の会員、みてみて通信ならビッグローブの会員になるんですね。どうやって写真を見るかは、それぞれちょっと違います。

wellnoteスクールは、専用のアプリがあります。実は「wellnote」というサービスが元になっていて、この「wellnote」は家族の写真や動画を家族内で共有するサービスなんですね。そのアプリも子どものいる家庭に人気。子どもの成長の記録に利用する家庭が増えています。そのアプリを利用していれば、その家庭の「wellnote」に幼稚園や保育園から写真を配信することができるという仕組みです。つまり、各家庭のwellnoteというアルバムみたいなものに幼稚園から写真や動画を送るようなイメージです。

もともとはお母さんが撮った子どもの写真を遠くに住んでいるおじいちゃんも見ることができた、そこに追加で先生が幼稚園で撮った写真も見られるようになるということです。家庭の閉じた環境が作られているので、個人情報とかを気にする場合は、その子しか写っていない写真を園から送ることも可能です。

みてみて通信は、webにアクセスして見る方法です。他の写真サービスと同じです。誰でも写真が見られるというわけではありません。認証コード(パスワード)があって、その年度に園に在籍する子の保護者限定で見ることができます。

写真のアップロードはどうやるの?

wellnoteスクールでは、専用のアプリがあるので先生が利用するスマホにアプリをダウンロードすると簡単に写真をネット上にアップロードできます。

みてみて通信は、現在のところ、デジカメで撮って、パソコンに取り込む方法。もちろん、スマホで撮って、クラウドのストレージなどを使ってパソコンで利用することもできます。みてみて通信も専用のアプリを作っているようですから、そのうちにアプリから利用できるようになると思います。

サービス利用料はいくら?

幼稚園や保育園がサービス企業に支払う料金のことです。一番気になるところかもしれませんが、これが大きく異なります。wellnoteスクールは、月に20000〜30000円です。クラス単位の場合はライトプランで、1クラス月額20000円、幼稚園や保育園全体、つまり施設単位での契約の場合は、スタンダードプランで月額30000円です。

一方、みてみて通信は無料で利用することができます。なぜ、無料でできるかと言うと、みてみて通信は、写真販売があるからです。そこで、サービスを提供する企業のビッグローブにも収益があるといったしくみなんですね。ただし、みてみて通信が無料で使えるがゆえの制約があります。

それはたくさん使うこと。

月に園全体で1000枚以上の写真をアップロードするか、またはクラス単位で100枚以上の写真をアップロードする必要があります。クラスで100枚だと、1日に5枚ぐらいですね。どう思いますか?多いですか、少ないですか?

さらに、写真を使った園だよりを月に一回以上発行することがサービス利用の条件になっています。写真だよりには、ビッグローブのサービスのサイトのアドレスやロゴマークなどのいわゆる広告が入るのです。

こういった制約がないのはwellnoteスクールです。その分、費用が毎月かかります。でも自由度があるわけです。

写真販売はできる?

コンセプトは園内の普段の子ども達の様子を保護者に伝えること。でも、どうせなら写真販売もしたいという幼稚園や保育園もあると思います。保護者から販売して欲しいという要望もあると思います。

みてみて通信では、写真販売が可能です。サービス元のビッグローブが保護者に販売する形です。価格はビッグローブが決めます。

写真販売サービスでは、園で価格を決められるところもありますが、みてみて通信では一枚100円と決まっています。送料は120円。そして売上の10%が幼稚園や保育園に還元されます。1000枚売れたなら、一万円を園に還元。それよりも、園内の手間が軽減されるメリットが大きいと思います。人件費が削減できますよね!

wellnoteスクールで写真を販売できるかと言うと、できます。ちょっと、イメージが違います。

写真や動画は無料で保護者に渡すことも可能です。

写真の現像にこだわっていない感じなんですね。現像したいなら家庭で勝手にやればという感じ。ここが根本的に違うところ。みてみて通信は、写真販売サービスの延長上のイメージなのですが、wellnoteスクールは、もう写真も動画もコメントも、全部まとめてアプリの中で、つまりネット上で管理して行けば良いという発想です。

でも、幼稚園や保育園が収益源として写真や動画を使いたいなら、オプションで可能です。オプションとして保護者に販売することができます。オプションを使わなければ写真や動画は無料で提供ということになります。

写真データの保管期間は?

先生が撮った写真の保存期間はどのくらいかです。wellnoteスクールでは3ヶ月と明記しています。一方、みてみて通信は規約を見ると「一定期間」となっています。いずれも、園でのバックアップを前提にしています。ですから、データが消えても保障しませんということです。

サポートしてくれる?

みてみて通信のサポートは明記されています。無料なのにちゃんとサポートしてくれるのはありがたいですよね。wellnoteスクールも毎月お金を払うのでサポートがないということはないと思いますが。

保護者からのクレーム対応は?

どちらのサービスもクレームの対応は園が責任を持ちます。写真を公開することで親からのクレームが起こる可能性はあります。例えば、うちの子の写真をなんで勝手にインターネットに載せるんだといったクレーム。

そのためにも、サービス導入時には、保護者から写真掲載に関する同意を得る必要があります。

まとめ

様々な点を比べてみましたがいかがでしょうか。

写真販売まで考えると、無料で使えるみてみて通信が安定しているかもしれませんが、これからの時代、新しい発想が見えてくるのは、wellnoteスクールかもしれません。

wellnoteスクールの特徴をまとめます。

  • 月々費用が2~3万円発生する。
  • 専用のアプリを利用する。
  • 保護者への写真の提供は無料だが、課金もできる。

みてみて通信の特徴をまとめます。

  • 費用は無料だが、写真のアップロード枚数などの制約(下限)がある。
  • 写真だよりを発行できる。
  • 写真の販売も可能で、販売にかかる作業が不要。
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