集中力があるから、おもちゃを次々と変えて遊ぶのかも。

  2023.09.29

家庭

集中力があるから、おもちゃを次々と変えて遊ぶのかも。

photo credit: Cincinnati – Spring Grove Cemetery & Arboretum “Civil War Canon” via photopin (license)

子どもの集中力ありますか?

子どもの遊んでいる姿を見て、集中力に不安を感じることはないでしょうか?次々と違うおもちゃで遊んだりする子ども。親ならもっと、じっくり1つのおもちゃで遊ぶような集中が見られればいいのにと思いませんか?

心配になるお気持ちはわかりますが、私は心配ないと思うんです。

集中力の差が人生を変える

確かに、集中力は大切ですよね。とくに幼児期の教育では集中力はとても重要だと思います。その後、小学校に入ってからは、決められた時間割があります。授業中はじっと座っていなければいけないんですよね。遊びのときの集中すら散漫なのに、勉強なんて落ち着いて集中できるはずがないと思いません?

小学校だけではありませんよね。大人になるまで、ずっとです。勉強でもスポーツでも、とにかく集中できないことには、何事も良い結果にはつながりません。幼児期に培われる集中力の差は、後の人生に起きな影響を与えることになります。だから、集中力のない我が子を見て、心配になるお父さんやお母さんの悩みは正しいんです。

集中力についての考え方

悩んでいても仕方がないわけです。それではどうすればいいのでしょうか?子どもの集中力を向上させる良い方法はないものかと探したくなりますよね。

私もそんなふうに思っていました。でも、変わりました。私の考え方が変わらなかったら、ここでお父さんやお母さんのお役に立つ情報を探して、書いていると思います。ですが、その必要はないなと考え方が変わったんです。

私も、次々とおもちゃを出しては、遊びを変える子を見て、集中力が足りないと思っていたんですね。でも、ある時から変わったんですね。なぜ変わったかと言うと、ある子どもを見てからです。

考え方が変わったある出来事

ある幼児期の1人の子ども。その子ともう一人ちょっと年下の子がいました。その部屋には、たくさんのおもちゃがあったんです。

子どもがいる部屋、そこにおもちゃがあれば、自然と興味を示して、遊び始めるのが普通ですね。その通りになりました。でも、ちょっと違うなと思ったことがありました。それは、スピードなんですね。ものすごいスピードで移り変わって行くんですね、遊びが。次から次へとどんどん違うおもちゃを手に取るんです。おもちゃの車を手で走らせてみたかと思えば、それをすぐに置き去りにして、次は本を開いて、と思うと、カードを床に並べ始め、それも終わり切らないうちに、ブロックを使い始め、積み木も、とにかくすごいスピードで遊びが変わっていきます。ちょっと衝撃を受けました。

一緒にいた年下の子は、一緒に遊びたいようで、遊びをマネするように追いかけるんですが、全然ついていけないんですね。

遊びに集中していた

この子の頭の中の回転スピードはものすごく速いんじゃないかと思ってしまうほどでした。完全に自分の世界で遊びに没頭していました。決して一つの遊びに没頭していたわけではありませんが、なんか、ものすごい集中力を感じたんですね。

一見、集中力のない遊び方のようにも見えるんですが、実はすごく集中していたんだ思います。1つのおもちゃではなく、遊びという行為に対して集中していたと思うんです。

集中力にも個性

ひらめきが大事な場面ってありますよね。その時は、一面から物を見ていても難しくて、いろんな角度から見る必要があると思います。一つに固執せずに、柔軟にいろんな思考を取り入れた方が良いという場合もあると思うんですよね。そんなときは、遊びを移り変えられる能力って武器になるのかなと思ったりします。

私はその子の遊び方を見て、何か今まで感じてなかったものの存在に気づきました。そして、それは個性とか、能力であって、大事にしていかなければいけないものなんじゃないかと思ったんです。

子どもの遊び方も様々なように、集中の仕方も様々だと思います。一つの遊びに集中できない子が持つ素晴らしい能力があるんじゃないかと思います。その個性を大事にしながら、1つのことにじっくり取り組む集中力も養って行く方が正しい成長の仕方なのかもしれませんね。

集中力にも個性があります。集中力が足りないお子さんがいた場合、実は何かに集中しているかもしれませんよ。

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