9月の壁面装飾は、野山、運動会、お月見を意識して作ろう!

  2020.05.15

季節・月の壁面装飾

9月の壁面装飾は、野山、運動会、お月見を意識して作ろう!

9月の壁面装飾のキーワード

9月の壁面装飾にはどんなものが良いでしょう。

9月はようやく暑さも峠を越えて涼しくなります。秋らしさが徐々に感じられる季節ですね。秋の要素を取り入れていくのは9月の壁面装飾からだと思います。

9月の行事としては、まず「お月見」があります。そして、幼稚園や保育園にとっては運動会があるところも多いのではないでしょうか。

9月のキーワードは、「野山」「運動会」「お月見」で行きましょう。

秋を感じる自然

秋を感じるものとして、やはり欠かせないのが自然のもの。漢字では、秋の桜と書くように「コスモス」は秋を代表する花です。ピンクの花もかわいく、壁面を明るく彩るには最適です。

コスモスの壁面装飾

コスモスは一色よりもピンク系の色画用紙を何種類か使うとかわいいです!

それから、秋と言えば、ぶどうがあります。収穫の季節でもありますから、果物などの食べ物も豊富です。

ぶどうは紫だけでなく、緑のマスカットとしての装飾も可能です。ぶどうのツルも表現すると、子ども達にぶどうの実のなり方も伝えられますね。ぶどうの実は丸みがあってかわいいものなので、顔の表情などを入れても良いかもしれません。

自然を意識するときに大事なのは8月から9月への変化です。8月から9月に変わることで、意識や視線は海から山へと移動します。

山の紅葉を描くには、9月はまだ暑さも残っていますし、少し早い時期。そこで、9月の山を表現する素材としてピッタリなのが「キノコ」です。キノコの壁面装飾を壁面に点在させます。ぶどうの実と同じように、キノコは丸みを帯びていてかわいいもの。ですから、顔のにこやかな表情を入れると良いと思いますよ。実物のキノコでは茶色がほとんどだと思うんですが、カサの色は赤や黄色、オレンジなど、暖色系を使うと秋らしさが出ますね。

秋の壁面装飾

9月の山を表現するときに、有効なものがもう1つあります。秋の夕暮れです。オレンジ色が季節感を出し、山とマッチします。夕焼けの空に似合うカラスなど、鳥が飛んでいるところを表すと良いと思います。

運動会の壁面装飾

9月に運動会を行う幼稚園や保育園もあると思います。10月の場合は、10月の壁面装飾で飾った方がもちろん良いですね。

ところで運動会の壁面装飾を作るなら、競技は何が良いでしょうか。運動会を象徴する競技が良いわけですが、私的には玉入れがおすすめです。玉入れのカゴと紅白の玉、そのまわりにかわいい動物達がいれば、それらしくなると思います。

また、バトンを持たせてリレー競技を表現するのも良いでしょう。メダルをかけている壁面装飾だと、子ども達に競争、勝負の意識を持たせることができるかもしれません。いずれにしても、運動会の壁面装飾では、服装が大事になります。体操着を着て、カラー帽をかぶっているようにします。実際に幼稚園や保育園で着用しているものと同じデザインを心掛けるべきです。

運動会について、子ども達がどこまで意識できるかはわかりませんが、運動会はチーム戦なんですよね。チームワークが必要なのです。運動会を通して子ども達にチームワークを伝える。それによって、クラスの雰囲気が変わるかもしれません。クラスの一体感が生まれるかもしれません。その意味でも、運動会の壁面装飾に欲しいのがまわりで応援している「動物達」です。

運動会の壁面装飾

応援を表すには、メガホンやポンポンを持たせるのがわかりやすいのではないでしょうか。競技中の動物には、頑張っている、あるいは苦しそうな表情を入れても良いと思います。

お月見の壁面装飾

9月にはお月見があります。古くからの風習を壁面装飾で子ども達に伝えましょう。お月様を黄色で丸く作るのは基本です。十五夜ですから、月は丸くなければいけませんよね。夜空のお月様のまわりには雲があっても良いでしょう。そして、お月見と言えば、団子やススキですよね。団子は串に刺さっている団子ではダメです。丸い団子が三角に積み重なっているのもの。そして白い団子です。

お月見の壁面装飾

明るい色を意識したいからと言って、三色団子はここでは必要ありません。子ども達が間違った認識をしてしまいます。

月夜の設定ですから、スズムシがいても良いと思います。周りに音符を置くと、歌っていることも表現できます。ここに動物達が加われば、お月見の壁面装飾としては十分でしょう。

もう少し加えるなら、動物に変化を加えても良いかもしれません。いつもは壁面装飾として定番のクマやウサギを使っているなら、タヌキを登場させてはどうでしょうか。

証城寺の狸囃子(しょうじょうじのたぬきばやし)という童謡があります。お月見と言えば、やっぱりタヌキなんですよね。タヌキの壁面装飾では、茶色をベースにして、目のあたりを暗めに表現します。お腹は大き目でおへそを作り、しっぽは太めの縞模様です。月夜に誘われて、タヌキが楽しげに森から出てきて、ぽんぽこやっているといったイメージ。

満月だからといって、オオカミではありません。幼児向けとしては、タヌキが正解です。

まとめ

9月の壁面装飾のキーワードは、野山、運動会、お月見です。これらのキーワードから壁面を考えると、構成がしやすいと思います。9月になると、朝夕の涼しさが目立ってきます。秋の色使い、視線が野山に向かうことを意識して、9月の壁面装飾を飾ると良いと思います。

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