保育士不足と女性の社会進出について疑問が残る新聞記事。

  2015.06.08

家庭, 幼稚園・保育園

保育士不足と女性の社会進出について疑問が残る新聞記事。

保育園から「くもん」へ

先日の日経新聞に保育のことが書かれていました。けっこう大きめに。どんな内容かと言うと、「くもん」の話です。くもんは学習塾ですよね。くもんのサイトを見てみると、小学校入学前の子ども向けで3クラスもあります。0~2歳、3歳・年少クラス、年中・年長クラス。

夜の時間帯にくもんに幼児を預けることが多くなっているそうです。

お母さんは保育園に子どもを迎えに行って、そのままくもんへ。そして、くもんで子どもが勉強している間に、家事をして夕食の支度やお風呂を準備。その後、子どもを迎えに行くという生活です。子どもが家に帰るのは8時頃。もうご飯を食べてお風呂に入って寝るだけですね。

くもんだけでなく、子どもの習い事を運営する企業では、夜の時間が重要性を増しているようです。夜の時間帯に教室を開けていないと生徒が来ないといった現実があるんですね。

保育園児にも教育

幼稚園と保育園の違いは何でしょう?

これまで、よく耳にしていたのは、保育園に子どもを預けた場合、幼稚園のような教育が受けられないということ。その差を埋めるために、くもんは保育園児を持つご家庭にとっては欠かせない存在になっているのかもしれません。実際に新聞に載っていた話だと一年間ほど通って、本が読めたり手紙をかけるようになったそうです。ちゃんと教育を受け、成長しているわけです。

ちゃんと成長しているんですが、気になる。

家庭での教育は放棄?

この保育園からくもんに流れる生活スタイル。極端かもしれないですけど、家庭では字の読み書きや数字の教育をしないということにもつながっていきますね。もちろん、くもんは週に2回ぐらいですから、その他の日はできるわけですけどね。もし、保護者が時間の制限で、毎日、何かしらの習い事に通わせるようなことになると、教育は全部外部に委託するようにも見えます。専門的なことなら、外部に頼らなきゃいけないわけですけど、字の読み書きまで、外部に頼るべきかはちょっと疑問です。新聞の記事を読むと、そんな心配がよぎるんです。

逆に言えば、親は何を教えてあげられるんだろうと思ってしまいます。

もちろん、自分が働いていたら同じ方法を取るかもしれません。だから、否定するわけじゃないんですけど、私は、幼稚園教諭をしていたせいもあると思うんですが、子育てへの思いが少し強いのかもしれません。やっぱり子育てって人生の中でもとびきり大きな経験だと思うんですよね。子どもが大きくなってしまったら、もうこんなことできないんだなって思うことが日々の中にあります。毎日が速すぎて、子どもの成長が速すぎてさみしいぐらいです。それで、なるべく子育てに多くの時間を割きたいなと思っているんですね。

そんな私からすると、これは衝撃的な記事でした。

女性の社会進出との関係

新聞を見て思ったのは、世の中はそんな感じなんだなってことです。子育てしながら働いていることが悪いんじゃないんですよね。世の中がまだまだなんだなって思ったんです。そもそも女性の社会進出を促進しようというのはどういう意図なんでしょうか。子育てを捨ててまで、社会進出するべきなのでしょうか。そうではないと思うんですね。もし、そうだとしたら、子どもの教育は犠牲になってしまいますよね。

だから、子育てをして、その後にはまた社会復帰できますという形が正しいのではないかと思います。じゃあ、子育てを終えるのがいつなのかが問題です。それは少なくとも幼児期ではないと思うんですよ。せめて小学校に入るまでは、家庭でお母さんが子育てに全力を注げるような社会にならなくてはいけないと思います。そこだけは全国民に保障する、それが国の役目じゃないかと思います。

子育ての時期を支える仕組みが必要

家庭によって収入の差はある。資本主義なんだし、それはそれでいいんですが、子どもが小さい時ぐらい、お母さんは働かなくてもいいんじゃないですか!?

乳幼児はお母さんの影響を強く受けると言われています。お父さんでも代わりになれない時期もあるんですよね。その時期にお母さんが働いて、夜遅くまで塾通いするのは、どう考えても正しいとは思えません。もし、どうしても働きたいのであれば仕方ないですけど、働かなくても大丈夫な、金銭面の支援があるとか、子育てを支える仕組みがあった上で働くという話だと思います。逆にもっと親の子育てに対する責任を重視するべきだと思うんですがどうなんでしょうか。

子育てを親の義務とした方が正しいような気がするんですよね。

子育ての価値

子育てはいつか後悔しそうで怖いんですね。あの時の育て方に問題があったんじゃないかとか、そんなこと後になって思っても仕方ないですよね。そうならないようにしたいけど、どうすればいいのかは成長してみないとわからない。善かれと思ってやっていてもそれが正解だとは限らないんですね。

でも、人生の中でも特に大きな経験である子育ての時期。いろんなことに挑戦できる世の中であって欲しいと思います。様々な選択肢の中で、親が正しいと思う選択肢を選ぶことのできる子育てが望ましいと思います。子育ての価値を考えることが大事な気がします。

保育士の不足って?

最近は、保育士が足りないと言っています。なぜ、足りないのか。それはもっと幼児を預けるためですね。でも、世の中は少子化の方向に進んで来たんですよね。

なんで、幼児を保育園に預けるんでしたっけ?

午前は幼稚園に預けて、午後はお母さんと子どもが一緒に過ごす時間があって、字の勉強もする。それじゃいけないんでしたっけ?

よくわからなくなる記事でした。


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