幼稚園や保育園のホームページを見るのは保護者だけじゃない!?

  2020.05.15

幼稚園・保育園

幼稚園や保育園のホームページを見るのは保護者だけじゃない!?

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幼稚園や保育園のホームページ

幼稚園や保育園のホームページってかなり充実していると思うんです。デザインがきれいで、コンテンツも充実したホームページを持つ幼稚園や保育園があります。

幼稚園や保育園でホームページがないというところはほとんどないと思います。なかったら、今の時代、不信感が漂ってしまいます。そんなところに子どもは預けられないという親もいるでしょう。

インターネットが身近に

ところで、幼稚園や保育園のホームページの役割を考えたことはあるでしょうか?

日々の保育で忙しい幼稚園や保育園だと、正直ホームページにまで力を入れることは難しいというのが現状ではないかと思います。

インターネットのある生活は、もう当たり前になりましたよね。しかも、スマホが普及して、どこにいても情報を検索できるようになりました。何か気になることがあれば、すぐにインターネットに頼ってしまいます。私もそうです。

時々、あるはずもない情報まで、ネットに頼ろうとしてしまいます。例えば、隣の家の人の出身地とか…。そんなのネットにあるわけないのに。とにかく、インターネットが身近になっている証拠です。

その中で幼稚園のホームページとはどうあるべきでしょうか。

だれが見ているか

まず、幼稚園や保育園のホームページには何が載っているのか、それは、幼稚園や保育園の情報ですよね。年間の園の行事とか、園内の様子とか、もちろん電話番号や住所など問い合わせするための情報もありますよね。

これらの情報って誰が見ているんでしょうか?

ホームページの役割を考えるなら、だれが見ているかは重要になります。

ホームページはどこの会社にもあります。一番見ているのは、きっとホームページの更新作業をする人でしょう。それは、置いといて、誰が見ているか考えてみてください。

それは情報を誰に向けて発信すべきかということになると思います。誰でも見れるホームページ。ですが、見る人によってどのページを見たいか、どんな情報を手に入れたいのかは変わるんですね。

普通は何ページもあって構成されていると思うんですね。トップページがあってさらに詳細な情報を他のページで掲載する。普通はこうです。

その中のいろんなページを見たいと思う人がいます。想像がつくと思いますが、見たい人の代表が、その幼稚園に自分の子どもを入園させようかと考えている保護者です。

近所にも同じ幼稚園に通う子がいたりして、噂も聞いているかもしれませんけど、噂だけで幼稚園や保育園を決める親はいないでしょう。自分でも調べます。そのために必ずと言っていいほど、ホームページを見るんですね。

ですから、保護者がこの幼稚園や保育園に入園させたいと思えるような信頼性のある情報を掲載することが大事だと思います。

保護者よりよく見る人

保護者が見ていることは、予想がつくと思いますが、実はもっと見ている人がいるのをご存知でしょうか。身近にいる人がそうなんです。

おそらく保護者よりも真剣に幼稚園や保育園のホームページを見ているのは従業員である先生達です。じゃあ、昨日見たかと聞くと、たぶん見ていないと思います。見たのはもっと前の話です。その園で働き始める前です。

どこの会社のホームページでも同じなんですが、そこに入ろうかどうしようか悩んだりするとき、それから、就職が決まってどんなところで働くんだろうと思ったとき、すごく情報が欲しいと思うんですね。

それで頼るのがホームページです。穴が空くほど見ると思います。特に最近の若い先生なら、自分が働く職場としてふさわしいのかを判断する最も大事な情報源になっていると思います。

つまり、幼稚園のホームページは考え方にもよりますが、保護者だけではなく、先生にも見られていることを意識する必要があるのです。

ホームページが与える印象

職場の情報源として、幼稚園や保育園のホームページを見る場合、そのページがどんな印象を与えるかはより重要になってきます。

仮にA幼稚園とB幼稚園があったとします。比べるためにホームページを参考にします。極端な例にしてみますね。A幼稚園はすごく力を入れているホームページ。B幼稚園は必要最低限の情報しか載っていないようなホームページ。

なんとなくでもいいので想像してみてくださいね。

まずは保護者が見たときの印象を考えてみます。A幼稚園は、きれいで見やすいホームページで、いろんな情報が載っています。最近の行事も写真付き。園内での子どもの様子がわかりやすい。ホームページの怖いところは素人であっても、力を入れているかいないかが分かるところです。

きっと、A幼稚園を一生懸命な幼稚園だと思うでしょうね。

実際はどうかわかりませんけど、普通はそういう印象を持ちます。B幼稚園はどうでしょう。なんか現在、運営している幼稚園なのかもわからない。不安を感じます。これならまだいい方です。複数の幼稚園を調べていると、もはやB幼稚園は印象すら残っていません。

そんな幼稚園あったっけ?となります。

本当は、すごく子ども達のことに一生懸命取り組んでいて、ホームページに気を使っている余裕もないほどがんばっているのかもしれません。でも、そう見られてしまいます。

先生が受ける印象

では、今度は先生が就職先として比べていることを想定してみます。どちらかと言うと、こちらが重要な気がするんですね。

保護者が調べたいのは近所の幼稚園だけです。子どもを通わせるわけですから、隣町まで調べることはあまりありませんよね。でも、先生は違います。多少遠くても良いところに勤務したいと考えます。だから、たくさんの幼稚園を比べるんです。

さて、2つの幼稚園のホームページを見て、どう思うでしょうか。想像しやすいのは、A幼稚園はなんかきっちりしていて、仕事にも厳しそう。実際に先生として働いたら大変なんじゃないか。B幼稚園は適当にやっても大丈夫かもしれない。仕事は楽かもしれない。そう思う人が多い気がします。

転職しようとする先生の場合は特にそうだと思うんですね。転職する際、前の職場ではなかなか休みも取れなかった、疲れ切った先生も多いんですよね。そんな先生が求めるのは、管理も厳しくない、適当にやっている幼稚園になりがちです。

先生を集めるには、B幼稚園のホームページの方がいいのかもしれません。

保護者にも良い印象を、先生にも良い印象をとなると、ホームページをどうすべきかは難しくなります。A幼稚園とB幼稚園のちょうど間ぐらいの品質を求めますか?それは違います。。

どんなホームページにするか

私はA幼稚園のように力を入れるべきだと思います。園児を集めるためにも先生を集めるためにもです。

従業員となる先生にはある程度の覚悟を持って入って来てもらわないと困ります。幼児の教育に対して本当に力を入れている幼稚園であれば、それと同じぐらいの意気込みをホームページでも表現するべきだと思います。

求人の応募は少なくてもいいんですよね。本当にいい先生に来てもらう方が園のためだと思います。

幼稚園や保育園は人で成り立っています。親は遊具があるかどうかで園を選びません。カリキュラムなんてはっきり言ってどこも変わりません。ほとんど同じことをやっている園の中で、良い先生がいるかが一番大事です。良い先生のいる園に子どもを預けたいと思うんですよね。

ですから、できるだけ優秀な先生をそろえることが園にとって最も大切だと思います。

転職する先生は楽な道に進もうとすることはありますけど、結局はそれじゃ物足りないって最終的には思う物なんです。だから厳しいところで育った先生は、いずれまた厳しさの中で働きたくなるような気がします。

まとめ

幼稚園や保育園のホームページは、見ている人を意識して、保育に取り込む姿勢をそのまま表すように努力した方が良いと思います。ホ

ームページはあるだけでいいという時代ではなくなってしまいました。見る人はいろんなサイトを見ています。力を入れているかどうかは誰にでもわかります。逆に言えば、ホームページは武器にもなるわけですから、しっかりしたホームページを外部に示すことを考えてみてください。

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